お仏壇というと、
どういう形状、デザインを思い出しますか?
一般的には今で言うところの「家具調仏壇」ではなく
「唐木仏壇」「金仏壇」等のデザインを思い出すのではないでしょうか?
■時代と共に変化する「住環境」に応じてきたお仏壇。
一般家庭に「お仏壇」なるものが普及したのは
江戸時代頃…と言われていますが
そこから考えてみても一般に普及したお仏壇の歴史が
比較的浅いことに気が付きます。

美しいラインが印象的です。
国産の八角厨子
お仏壇の原点と言われているのが「厨子(ずし)」ですので
まず、「大切なものをお祀りするところ」というものが「厨子」として誕生し
そこから、もう少し発展した形で床置や造り付けのお仏壇となり、
今の私達が想像するようなお仏壇になってきたんだと思います。
その中でも、小型なサイズのお仏壇として
「上置仏壇」等が展開されるようになり
劇的なデザインの変革…という意味で
「家具調仏壇」というものが誕生したというわけです。

理想的なお祀りが可能です。
つまりは、実は、その時代ごとの住環境に合わせて
お仏壇というものは進化?もしくは変化してきたと言えます。
小型なお仏壇が展開されたのも
「設置する場所」のスペースの大きさが限られてきたことから始まり
家具調仏壇などについては、
そのお部屋のインテリアとの調和を目的としたわけですが
結局のところ、「設置場所」としての「仏間」もしくは「和室」がない…というような
そういった状況を踏まえて展開されてきたお仏壇なんですね。

間接照明の空間は
まさにスタイリッシュでおしゃれ度の高いお仏壇。
…意外と、順応性があると感じられますよね。
つまりは、ニーズにお応えしてきたお仏壇…と言えるのではないでしょうか?
地域性が強いお仏壇ですので
全国区で考えてみると、
実はまだまだ家具調仏壇や小型な上置ミニ仏壇等については
ものすごい抵抗感がある場所もあるようです。
それはそれで、ひとつの文化ですので
そこは大切にしていくべきだと思いますが
反面、それに囚われることによりもっとも大切な「お気持ち」に
寄り添えないようなお仏壇では困ります。
ですから、お気持ちがあって
そこにお手合わせされる場所としてお仏壇が必要であれば
どんなデザインや大きさであれ構わないと思います。
順応性のあるお仏壇は、
恐らくこれからも「お手を合わせたい方」のために
どんどん進化していくことでしょう。

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